1ヶ月で国内を11000km移動した話(2)~絶景と美食を巡る日帰り秋田・新潟旅行編

アズサイリ旅行記

皆さんらんまんは。アズサイリです。

杏乃
杏乃

こんにちは。月崎杏乃です。

さて、『日本列島11000km旅行』2回戦です。

今回は日帰りで実施した弾丸”東北秋田・新潟旅行”のお話です。東北と言ってますが、メインは奥羽地方(日本海側(秋田県・山形県))です。

杏乃
杏乃

あなたの”弾丸旅行”って本当に弾丸の如く突然決まるよね。

今まで私も「無性に関西行きたくなったから関西行くかぁ」とか「前後で関西に用事あるから九州行ったるかぁ」とか色々やってますが、今回の北方面の遠征もなかなかイかれてます。1ヶ月前から計画があっただけまだマシでしょうか。

今回はたった1日で12都府県1400kmを移動します。北陸に続き相変わらずゆずソフトの聖地が無いことが難点ですが、観光列車と共に東北・奥羽の魅力を是非ご堪能下さい。

前回の北陸編はこちらからどうぞ(→北陸4県横断編)。

それでは、

杏乃
杏乃

東北へしゅっぱ~~つ!!

激安すぎた限定きっぷ

まず今回の行程が実現したきっかけを作ったのが、この切符。

この時、JR東日本管内で使えた限定切符『JR東日本たびキュン♥早割パス』です。

バレンタインデーとホワイトデーにちなみ、2月14日~3月14日の平日(1枚あたり有効期限1日)という限定期間ながら、関東・甲信越・東北の広大な範囲をわずか10000円で移動できる超得きっぷです。

杏乃
杏乃

うそ!? 安すぎでしょ!?

しかもこの10000円で特急電車の自由席は乗り放題指定席特急券も最大2回分まで購入可能(=この切符を使って指定席特急券を追加料金無しで2回分買える)なんですから、文字通り破格の性能です。

数字だけだと分からないので、私の今回の行程と比較すると、

この日私が移動した経路(交通費)は通常だと14740円
更に新幹線特急券(東京~秋田・新潟~東京)の12520円が加わり、
合わせると27260円になります。

つまり、この切符を使ったことで、交通費が

本来の約36%しかかかってない

ことになります。安すぎる。

杏乃
杏乃

改めて比較すると本当に安いわね……。

そんな激安行程(5桁する時点で激安かは要議論だがそれは置いといて)で済むのであれば突撃しないわけがない!! ということで今回の秋田訪問が実現したわけです。

杏乃
杏乃

相変わらずフッ軽すぎるけど、確かにこれは行きたくなっちゃうかも…。

ということで改めて、『弾丸東北旅行』スタートです。

雪の積もった東京から、雪が溶けた秋田へ

早朝の東北大北上

早朝の東京駅を北へ出発する新幹線たち

おはようございます。朝6時です。

杏乃
杏乃

ふぃ~…眠いよぉ~…。

写真こそ6時半前のものですが、この日の起床時間は朝3時半。あろうことか、普段Twitterで行っている”1日1ゆずソフト”を朝方に考えてから外出してます。前日のうちにネタを作っておくことすらできない、恐ろしいネタ切れ状態を物語ってます(汗)。

杏乃
杏乃

そこまでして呟こうとする意志は流石よね~…。

雪の降る都心の街並み

今回乗る電車は、東京から秋田へ向かう一番列車『こまち1号 秋田行き』です。この車両も、まさか東京がこんな豪雪だったとは思いもよらなかったことでしょう。

杏乃
杏乃

この日かなり雪降ってたもんね…。

※荒川です

車窓もこのとおり。信じられないと思いますが、これまだ東京都です。

杏乃
杏乃

あらあら…思った以上にちゃんと降ってるじゃん…。

さっきの切符紹介でも記してますが、この日は平日。豪雪の中通勤通学される人を眺めながら北上しています。皆さんいつもお疲れ様です。

記録によるとここは福島県須賀川市らしい

それはそうと、ここから一気にワープします。東京だけでなく東北もちゃんと大雪だったので、車窓がずっとこんな感じなんです。

窓から見た仙台駅

ということで、埼玉県、(一瞬だけ)茨城県栃木県福島県と渡ってきて、東北最大都市宮城県仙台駅へ。この日は経由地でしたが、かれこれ4年くらい降り立ってないので、いつかまたゆったり観光に来たいです。

この来海ちゃんめちゃくちゃ可愛いですよね

更に北上してここは岩手県の盛岡駅。ここまで来ると相当北に来た感じがしますね。

ここから列車は、青森・北海道方面へ向かう列車と、秋田方面へ向かう列車に分かれます。

導入編にも書いた通り、この1ヶ月で私は本州を青森県以外制覇しているので、もしここで青森に行ってたら…とは内心思ってました。この後の行程的に厳しかったので断念しましたが、なるべく近いうちに訪問したいですね。

青空と雪景色のコントラスト

進路を内陸に移し、秋田県へ向かう車窓。さすが東北というべきか、一面の銀世界です。

関東暮らしだとこんな景色はなかなか見られないので、ずっと車窓に見入っていました。

11000km旅の最北端より(秋田県プチ紹介)

秋田駅初上陸!!

秋田駅
そういえばゆずソフトにも”秋田さん”っていましたね(サノバウィッチ)

東京から5時間、ついに秋田県秋田駅に到着しました。なんだかんだ秋田駅はこれが初訪問でした。

杏乃
杏乃

今回もまた遠くまでやってきたね~。

今回の一連の行程において、この秋田駅が訪問した場所の最北端。東京駅から北へ直線距離にしておよそ450kmという、決して遠いところではありませんが、めったに来ない北方面はやはり気分からもう新鮮ですね。

秋田駅前 広場
秋田駅前広場

写真の通り、あんな大雪だった東京とは対照的に雪がほとんど積もっていません。先ほどの道中のとおり、ここに至るまでは雪が積もっていたので決して降ってないわけではないのですが、あまりにも雪が少なすぎて違和感満載でした。

お土産大紹介

ということで、今回私が購入した秋田県のお土産たちを紹介。東北らしく非常に多くの特産物があり、選びきれなかったので大量に買ってしまいました。持ち運ぶの大変でしたが、全部めちゃくちゃ美味しかったので後悔はありません。

杏乃
杏乃

重くて持ち帰るの大変だったよね…。

きりたんぽ

秋田名物 手造り きりたんぽ

まずは、秋田県といえばこれというほど有名なきりたんぽ。硬めに炊いたご飯(お米)をつきつぶし、杉の串に握りつけて焼いたもので、主に鍋料理に使われます。

今回訪問が春先でしたが、きりたんぽの本来の旬は秋頃。まさにその季節から食べごろを迎える鍋料理とあまりに相性がよすぎることで有名です。私は食べる頃には鍋の旬から外れていたので肉と一緒に炒めたものを食べましたが、めちゃくちゃ美味しかったです。

余談ですが、漢字で書くと『切蒲英』だそうです。読めなさすぎる。

しょっつる(塩魚汁)

しょっつる
しょっつる (背景のタルトケースはガラクタ隠し用です)

続いてはしょっつるについて。不思議な名前ですが、ハタハタ(鰰)を塩漬けにして樽の中で熟成させて作る魚醤の一種(調味料)です。

醤油に近いものですが、魚醤という分類のとおり魚の香りが効いているのが特徴。煮物や鍋料理の味付けと非常に相性が良く、なんなら刺身や湯豆腐のような、醤油と相性のいいものをしょっつるで代用することも可能です。

日本三大魚醤のひとつに数えられるしょっつる。今回私が全国各地で買ったお土産の中で、不思議な味わいと美味しさに一番衝撃を受けたものなので、皆さんも興味があれば是非。

いぶりがっこ

いぶりがっこ
いぶりがっこ
出典:農林水産省Webサイト(いぶりがっこ 秋田県 | うちの郷土料理:農林水産省 (maff.go.jp))

3つ目はいぶりがっこ。秋田弁でいぶした漬け物』を意味する、大根の漬け物です。

漬物用の干し大根が凍るのを防ぐために、囲炉裏の上に吊るして燻して米ぬかで漬け込んだことが誕生のきっかけという、何とも雪国らしい食べ物です。

これ、お酒(個人的には日本酒)のおつまみとして食べると相性抜群すぎてひっくり返ります。商品としても(真空保存なので)かさばらず比較的持ち運びやすいので、皆さん是非一度食べてもらいたい…!!

りんごジュース

最後は秋田県のりんごジュースについて。『いや、それ全国で売ってるじゃん。筆者が”はれりんご”さん大好きだから紹介するんしょ』と思う方も一定数いそうですが(はれりんごさん大好きって理由も0とはいいませんが)、秋田県のりんごジュースは少し独特です。

秋田県 パック式 りんごジュース
りんご100%ジュース

見ただけでわかるこの違和感。

そう、秋田のりんごジュースは全てパックされているんです。逆に言えば、パックされていないりんごジュースは秋田のりんごジュースではありません

誕生のきっかけは色々ありますが、このパックがもたらす大きな利点は冷蔵庫に入れると中身が急速に冷えること。

写真にはありませんが、細いストローまでがセットです。

日本海を眺めて新潟県へ

さて、秋田県を離れ、ここから一気に南下していきます。

羽越本線 701系電車
酒田行き普通電車(701系)

羽越本線の普通電車で途中の酒田駅まで向かいます。余談ですが、東北地方の大半の普通電車はこの顔をしています。

鳥海山
鳥海山

途中、鳥海山ちょうかいさんという絶景スポットで有名な山が車窓に見えます。この写真だと頂上付近が雲で隠れてますが、めちゃくちゃきれいでした。

羽越本線 海側 車窓
車窓から見える日本海

羽越本線はこのように路線の大半が日本海に沿って敷かれているので、多くの区間において車窓からはこのような日本海の絶景が広がっています。海側も山側も絶景とかスペック高すぎる。

杏乃
杏乃

片道2時間近くかかるけど、車窓は見てて飽きない区間だね。

酒田駅前
酒田駅舎

ということで山形県酒田駅に到着しました。かつて江戸と各沿岸を結ぶ西廻り航路・東廻り航路の双方の起終点地として、港町として発展した歴史があります。

庄内の食と景観を楽しむ観光列車

さて、この酒田駅でとある列車を待ちます。

快速 海里
快速海里号

こちら、快速海里かいりという観光列車。酒田駅から新潟駅までを結びます。

ゆったり日本海の車窓を眺めることをコンセプトとした観光列車なのですが、特筆すべき点は何といっても車内。

快速 海里のお座敷シート
座敷形になったコンパートメントシート

なんと、お座席シートで移動できます

杏乃
杏乃

え、これ本当に列車の中なの?

もちろん。この列車はこのように、通勤通学で普段使いする電車たちからは想像できない、列車内で足が延ばせるという貴重な体験が出来ます。

今日の駅弁コーナー

秋田県の駅弁 比内地鶏の鶏めし
比内地鶏の鶏めし (1300円)

お座敷でまったり車窓を眺めながらお昼ご飯。

今回は秋田駅で買った『比内地鶏の鶏めし』という駅弁をいただきました。弁当を傾けたまま移動してたせいで中身がめちゃくちゃ偏っていたのはご愛嬌。

杏乃
杏乃

あなた荷物多すぎていつもお弁当悲惨なことになってるよね。

普段持ち運ぶ衣服が多すぎるところに問題がありますが、今回はやはり秋田でお土産買いすぎですね(美味しかったから満足)。

日本海に沈む夕日

途中、桑川くわがわというところで26分ほど停車します。

ここでは駅内外を自由に行き来できるので、この長い停車時間を使って駅前のお土産屋さんに寄ることが出来ますが、時間がかみ合うと駅前でこのような景色も見られます。

それがこの日本海に沈む夕日

この日は雲が多かったので夕焼けは見られませんでしたが、なかなか拝められない光景に海岸線には多くの乗客が訪れていました。

杏乃
杏乃

これでもすごいキレイだから、晴れたら本当に絶景なんだろうなぁ。

ただいま新潟(6日ぶり)

来海ちゃんかわいい (2回目)

ということで今回の最終目的地、新潟県新潟駅に到着しました。

杏乃
杏乃

いや~、今回も長旅お疲れ様~。

前回の北陸遠征でも途中の長岡駅まで来ているので、県自体は6日ぶりの上陸ですね。

杏乃
杏乃

そういえばそうだったね。…いや来すぎでは?

ちなみに筆者は新潟”市”の上陸は初めてでした。まさか関東側(南側)からではなく東北側(北側)から初訪問することになるとは思いませんでしたが。

杏乃
杏乃

6日前も北陸側(西側)から上陸してるし今更なのよ。

あとは東側(福島県サイド)から上陸すれば完璧ですね(適当)。

ここまでは前座です(次回へ続く)

ということで、3月の行程における前半戦はここで終了です。

杏乃
杏乃

え?まだ第2弾なのに?

前回の北陸走破と今回の東北周回はどちらも1~2日で組まれてますが、この後の行程はすべて1つの長大日程の中で行われたので、行程自体は実質3回だけだったりします。

杏乃
杏乃

は? え!? うそでしょ!?
一体何日外泊したっていうのよ。

まぁまぁ、それは今後のお楽しみで。

ちなみに移動距離ですが、すでに1600km(北陸)1400km(東北)で大体3000km移動している状況です。ただ題名からお察しの通り、これでまだ全体の3分の1にすら満たっていません。

杏乃
杏乃

もうめちゃくちゃすぎて訳わからないよぉ…。

ということで次回、四国4県制覇編でお会いしましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました