皆さんらんまんは。アズサイリです。
こんにちは。月崎杏乃です。
さて、『日本列島11000km旅行』、初めていきましょう。
第1回は3月冒頭、1泊2日で実施した北陸4県横断旅行のお話です。
勢いと流れで決まった行程が一番最初なんだね。
いや、これは逆に後ろの日程がキツキツすぎてここでしか実施出来なかったパターンです(汗。
いや日程詰め込みすぎでしょ。
それはそうと、この初回でいきなり15都府県1600kmも移動してます。食と絶景に恵まれた北陸路、今回は”走破”という形で皆さんにご案内していきます。
それでは、
北陸へしゅっぱ~~つ!!
(おまけ)新幹線を使わない関東→関西移動
まずは北陸横断の出発点へ向け、関東から関西へ移動します。
初っ端からオマケってどういうことよ。
まぁ北陸の山を挟んだ反対側(太平洋側)を移動してるだけですからね。
ということで新幹線を使わず在来線(東海道本線)だけで片道9時間かけて関西へ向かいます。
いやいや、さりげなくとんでもないこと言ってるよ!?
一部界隈だと静岡県区間が単調景色&鈍足という修行コースで有名ですが、私的には高校時代から行っている関西上陸の慣例行事なので、新幹線よりもこっちの方がなじみ深いです。所要時間4倍くらいかかるけど。
まぁ今回はメインテーマじゃないのでサラッと流していきます。
関東を飛び出て、まずは途中の静岡駅で小休憩。
東海道本線(在来線)にお世話になりまくってる私としてはもう見慣れた駅ですが、実はまともに下車したのは1回のみ。そろそろ観光すべきですね(汗)。
出発から約8時間するとようやく京都府の京都駅に到着です。新幹線なら2時間ちょっとで来れるので、みんなはそっちを使おう(推奨)。
京都を経って30分。ここで大阪府の大阪駅が満を持して登場です。
「よぉ、また会ったな」と駅名標に喋りかけてしまいたくなるほど、今回の旅でお世話になりまくります。
関東脱出(出発)から10時間、ついに本日の”第1目的地”、兵庫県の姫路駅に到着しました。
ここまで600km超移動しましたが、まぁこんなもんでしょう(感覚麻痺)。
はぁ…はぁ…随分と勢いよく移動したね…。
さて、姫路駅まで来たので、ホームにある駅そばをいただきます。
余談ですが、この駅そばがあるおかげで、私は大体姫路駅に着く直前に自身の空腹に気づきます。10時間飲み食いしてないことに気づかないことに危機感は感じてるんですが、ホントに忘れてるんだからしょうがない。
こんなに車窓におっとりしてる人見たことがないよ。
”車窓”が別腹ってパワーワードですね(小並感)。
さて、姫路駅まで挨拶回り(寄り道)できたので、ここからは宿まで爆風オールバック(とんぼ返り)します。
え!? 来た道戻るの!?
まぁ、この後大量にお世話になる京都と大阪に顔合わせに行った程度ですからね。
いや、”行った程度”って…。往復450kmは寄り道の距離じゃないんですけど…。
ということで、岐阜県の西側にある大垣駅へ戻ってきました。今夜はここに宿を取っているので、ここでこの日の行程は終了です。
いやぁ、初日から随分と移動したね…。
軽い前座の予定がかなり盛りだくさんになっちゃいましたサーセン。いよいよここからが今旅の本番です。
始発→終電!? 在来線で行く北陸走破旅(前半)
ということで本題。北陸地方を横断していきます。
先に断わっておくと、今回の”北陸走破”は、主に北陸本線を軸に考えています。今でこそJR西日本を含む5社に分割されましたが、かつては後述の米原駅から直江津駅(新潟県)までの350km超を結ぶ路線でした。今回はその道をたどって北陸を観光する工程となります。
いずれにせよロングランなことには変わらないけどね…。
それでは、出発です。
始発電車で福井県へ
宿でお世話になった大垣を始発電車で出発し、(昨日も訪れた)滋賀県米原駅へ向かいます。
まずお世話になるのは敦賀行き(6時11分発)の普通電車。最近、北陸新幹線の延伸によって新たな終着駅になったので、少しは聞いたことあるのではないでしょうか。
さて、ここから滋賀県を北上していきますが、気になるのはその車窓。
一面の雪景色。
おぉ…寒そう…。
この年(2024年)は暖冬だったのでこれでも積もってない方ですが、逆に全国的に積雪が少なかったので新鮮な景色でした。
というわけで福井県の敦賀駅に到着。この日はまだ北陸新幹線の延伸前なので少し静かです。
いや、日曜の朝7時ってところに問題があるのでは…?
激安すぎたフリーきっぷ
余談ですが、ここで新たな切符が登場します。
これは『北陸おでかけtabiwaパス』という、北陸を走る路線(決められた区間)の普通列車が1日乗り放題になるというフリーきっぷです(詳細はこちら)。
300km超という区間ながら、現在(2024年4月現在)も2900円となかなか安いんですが、当時(2024年2月~3月15日)は北陸新幹線延伸前というお祭り状態だったので、お値段なんと
980円
え!? 1000円届いてなかったの!?
私は値引きの告知がある前から計画は立てていましたが、こんな安い値段見せられたらもう行くしかないですよね(自然の摂理)。
この切符、各地域のお土産処で割引クーポンとしても使える相当お得なものなので、北陸旅行の際に使ってみてはいかがでしょうか(それ込みで980円だったとかマジ安すぎる(汗))。
福井駅に向け北上
ということで、この先はしばらく、先ほどのフリーきっぷを使って移動します。
先ほどと似たような電車(一応同じ521系らしい)に乗り、北上していきます。
この先はかつて北陸本線という路線でしたが、新幹線の開業やら何やらで管理が変わり、現在は福井県区間では”ハピラインふくい”という路線名になってます。
道中のホームは当たり前のように雪が積もっています。豪雪地域らしい光景です。
この時外は1℃くらいだったよ。福井県でも3月でこれはそこそこ寒いらしいね。
敦賀駅の出発から約50分。福井県の中心福井駅に到着です。この駅で別の電車に乗り換えるのでちょっとだけ観光します。
福井駅に”生息”する恐竜たち
さて、福井県と言えば”恐竜”でとても有名。数多くの恐竜の化石が発掘されたことで話題になり、今では”フクイサウルス”や”フクイラプトル”と言った、『ふくい』の名が命名された恐竜も数多く存在します。
そんな世界的にレアな特色を見逃すわけないのが福井県。観光資源として際立たせようと、恐竜に関する様々なスポットが出来上がります。博物館が出来るのは自然の摂理ですが、この福井駅西口もその例の一つ。
なんと、駅前に等身大の恐竜像が置かれています。
いやぁ~、圧巻だね~。
時間の関係でこの写真しか撮れませんでしたが、画像左側には駅の壁に恐竜の絵、また恐竜のモニュメントも更に2体いるという圧巻の光景が見られます。
他にも足跡化石やトリックアートもあるそうなので、再訪出来たら見に行きたいです。
特急電車でいざ金沢へ
さて、福井駅で3分観光を終え、ホームへ戻ります。
どうして福井駅で乗り換え時間14分なんかにしたのよ。
この後の行程的にこうせざるを得なかったんです…。書きながら振り返って”あの時よう観光できたなぁ”とつくづく思います。
ということで、先ほど敦賀駅で予め買っておいた切符と共に、この列車へ乗ります。
特急列車サンダーバード。当時、大阪と金沢(2014年までは富山)を結んでいた北陸の看板特急です。新幹線の延伸で金沢へ来なくなるということで、今回せっかくなので乗ってきました。
さっき紹介した”tabiwaパス(切符)”に特急券を別で買って乗ってるよ。
ここで乗ったサンダーバード1号は、福井駅を出ると金沢駅までノンストップ。77kmの区間をわずか42分で走り抜けます(表定速度110km/h)。知ってはいましたが、やっぱり速かったです(小並感)。
金沢駅周辺のぶらり観光(制限時間50分)
ということで9時13分、石川県の中心、金沢駅に到着しました。
ようやく来たね~。
さて、言うても滞在時間は1時間無いので、買うもの買って見るもの見ていきましょう。
相変わらずギリギリ行程ね。
さて、金沢駅といえばこの鼓門が有名です。高さは13.7m。金沢の伝統芸能”能楽”で使われる鼓をイメージされているんだとか。 聞いた話によると、アマカノに登場する聖地でもあるそうです。
敦賀から金沢までは、このようにあちこちで延伸開業のカウントダウンパネルが置かれていました。
石川県の特産物は相当多いのですが、中でもそれらを一斉に楽しめる『金沢三昧』という駅弁をオススメします。のどぐろ(鯛)寿し、能登牛のおこわめし、カニ寿しの3種をこのお弁当1つで全て楽しめます。
メニュー聞くだけでもう美味しそう…!!
このバラエティ豊かさでお値段1350円。皆さんもご興味があれば是非。
始発→終電!? 在来線で行く北陸走破旅(後半)
富山県を一気に横断
ここからは後半戦。金沢を離れ、更に東へ進みます。
後半戦とか言いながら、まだ10時回ったばかりなんだけどね…。
ほとんどが電車の乗り継ぎになるので、勢いよく駆け抜けていきます。
金沢駅から先は”IRいしかわ鉄道(石川県)”、”あいの風とやま鉄道(富山県)”と渡っていきます。特急電車がいないのでゆったり移動していきます。
金沢から約1時間で富山県の富山駅に到着。実は私、富山県は新幹線で一度通過したきりだったので、地上に降り立つのは初めてでした。
進行方向右側(南側)に見えるのは、富山県を代表するスポット”立山連峰”。写真だと分かりにくいですが、この圧巻な景色がしばらく続きます。
あの黒部ダムもこの立山のあたりにあるよ。
天気がいいと立山連峰はこんな感じに見られるそうです。キレイすぎる。
12時を少し回ったあたりで、列車の終点、泊駅に到着。特段大きな観光地は無いこじんまりとした駅ですが、少しだけ観光したので軽く地域紹介。
泊駅を降りた目の前のロータリー。わずかに見えますが、駅の北側には日本海が迫っています。1km無いくらいなので結構近いです。
写真のとおりですが、このあたりの海岸は宝石の一種”ヒスイ”の原石が打ち上げられることから『ヒスイ海岸』と呼ばれています。どこかポケモンみたいですね(ヒスイ地方)。
ついに北陸走破!!
あと少しで北陸の旅も終わり。ラストスパートといきましょう。
ここまで長かったね~…。
泊駅は富山県と新潟県の県境近くにある駅。ここからは新潟県区間を走る”えちごトキめき鉄道”に乗り換えます。名前こそ全然違いますが、ここもかつての北陸本線の一つです。
途中、糸魚川駅という場所を通ります。少し難読ですが、フォッサマグナや親不知という景勝地でも有名なので、そこそこ知名度はあります。
ちなみに、この少し手前で新潟県に入っています。
ということで14時01分、新潟県の直江津駅に到着しました。地名がややマイナーなのであっけないように感じますが、これにて今回の目標”北陸(本線)走破”完了です。
お~! 長旅お疲れ様~!!
所要時間7時間50分。1日目の関東→関西移動より距離・時間共に短いですが、景色が新鮮だったからか長く感じましたね。
それはあなたが関東と関西を行き来しすぎなのよ。
それはそう。事実、この走破を振り返って、私が関東と関西を行き来しすぎていかに感覚おかしくなってるのか、身をもって知りました(汗)。
(おまけ2)帰るまでが遠足 関東への(ちょっと)長い帰路
さて、目標は達成したので、この先の関東までの帰路も軽く紹介します。
そうだよね…まだここからもあるんだよね…。
既に膨大な量なので、今度こそ内容を絞って紹介していきます(汗)。
直江津駅を出発すると、暫く日本海に沿って走ります。この日はとんでもなく強風オールバックだったので、一部区間では徐行運転までしてました(7分遅れました)。
途中の長岡駅(新潟県)で乗り換え。ここで駅の外に出た時、初めて雨に降られました。いや、せめて雪に降られたかったよ。
ここからは上越線という路線で南下します。
上越線からの車窓。さすがトンネルの先の雪国、どこを見ても雪だらけです。
到着したのは群馬県北部の水上駅。すっかり日も暮れましたね。
1時間ほど南下すると、関東民は(恐らく行き先で)見慣れた地名であろう、高崎駅に到着です。
ここまで新潟県(直江津駅)から5時間30分。北陸横断の7割くらいの時間がかかってます。そんな遠かったっけ(感覚麻痺)。
ここからは見慣れた景色なので、このあたりで総括に入りましょう。このあと無事に日にち跨いで帰宅してます。
終電帰宅ってそういうことだったのね…。
経路のおさらい
ということで今回のまとめ。今回移動した経路のおさらいです。
総移動距離:約1619km
移動都府県数:15
最西端:姫路駅(兵庫県)
最北端:長岡駅(新潟県)
京阪神への寄り道(約400km)がそこそこ大きく響いてますね。
その寄り道無くても1200kmあるから十分です(汗)。
ということで、いかがでしたでしょうか。
私は走破しただけでしたが、金沢の駅弁を筆頭に、北陸4県は特産物や名所の多さが魅力満載の地域なので、これを機に興味を持っていただけたら嬉しいです。機会があれば是非、この地を訪れてみてはいかがでしょう。
5日後に再訪!?(次回予告)
さて、次回は日帰り弾丸秋田・新潟旅行編です。あろうことか5日後に新潟県を再訪しています。
ホントだ、やばっ。
この先も相当な限界行程が続きますが、それはこの先のお楽しみに。
それではまた次回、東北でお会いしましょう。
皆さんも長旅お疲れ様でした。
他の回はこちらからどうぞ。
●全体概要:1ヶ月で国内を11000km移動した話(0)~導入編
●北陸遠征:今回
●東北遠征:(2)~日帰り秋田・新潟旅行編
●四国遠征1:(3)~四国4県制覇編(愛媛県)
●四国遠征2:(4)~四国4県制覇編(高知県・香川県)
●和歌山高野山:(5)~和歌山-高野山で修行編
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