『ちゃろー☆』
それは、イタリア語の気さくな挨拶「チャオ!(ciao!)」と、英語の挨拶「ハロー(Hello)」を組み合わせた造語。
一見すると数十年前のギャル語のように思えなくもないこの挨拶だが、この4文字が生み出した伝説は数知れず、一種の魔法の言葉となっている。
今でこそ、世界的大人気美少女ゲームメーカーとなったゆずソフト。
この大ブレイクの裏には、『ちゃろー☆』という挨拶と、それを生み出した張本人による『魔法』がかけられているのを、皆さんはご存知だろうか。
今回はそんな、『魔法の挨拶』で『魔法のような大ブレイク』を生み出した、『ゆずソフト屈指の偉大なる先駆者 因幡めぐる』についての紹介コーナー。
そう、
全てはここから始まった―――。
教えて!! 因幡めぐるちゃん (因幡めぐるとは)
まずは彼女の紹介。引用先は偉大なる公式様サイト(→サノバウイッチ|YUZU SOFT)より。
基本情報は公式様サイトに書かれているので、是非そちらをご覧ください。ここでは私が(愛情のままに)まとめていきます。
因幡 めぐる。『サノバウィッチ』に登場するメインヒロインの一人。ド派手な風貌からは想像できないインドア派の子で、学院での友達作りに悩んだ末、あの”オ○ニーマスター”と”マジエロセンパイ”の運営するオカルト研究部に相談しに来ることで主人公たちと出会います。
声優は、今でこそゆずソフトではお馴染みの遥そらさん。そらさんはこのめぐるがゆずソフトデビュー作となります。後に続く芳乃、羽月、かぐ耶という豪華ラインナップを見た後にめぐるに帰ってくると、もはや実家のような安心感すら感じます。あと可愛い(真理)。
先ほど”ド派手な風貌”と書いた通り、彼女の服装は部屋着を除きとても派手なデザインです。めちゃくちゃ映えます。加えて彼女のすごいところは、全ての服装において極短スカート(ショートパンツ)であること。とんでもない足の露出です。エッチです。もはや階段上るところを想像すると覗きt…心配になるほどです。
『ちゃろー☆』の生みの親
そんな彼女ですが、何といっても有名なのはこのフレーズでしょう。
そう、『ちゃろー☆』です。言うまでもありません。
今でこそゆずソフトではお馴染みのこの挨拶、彼女はそれの初めての使い手です。右手でピースを決めたあのポーズは、次作品(千恋*万花)の芳乃の登場によって一躍有名になりますが、登場はめぐるの方が1年半ほど早いです。なお声優さんは同一人物。
作中何度も出てくる上、他のヒロインにも伝染させる破壊力なものですから、そりゃ人気にもなりますよね。
余談ですが、目次前に載っている”ちゃろー”、あのChapter3-1のあのシーンこそサノバウィッチ…どころかゆずソフトで最初に登場する”ちゃろー☆”です。『全てはここから始まった――。』というのはそういうことです。
”めぐる”ただ1人の手によって大普及した『ちゃろー☆』
※コメントにて2013年に既出であるとの情報をいただき、一部内容を変更しております。ご指摘いただいた方、ありがとうございます。(2024年4月1日)
冒頭の通り、”ちゃろー”とは『チャオ』と『ハロー』の複合による造語なのですが、実はこの挨拶、2013年発売の”僕が天使になった理由”(美少女ゲーム)にて既に登場していました。
ただ、この情報すら初耳という方も多いのではないか、というほど検索をかけても”ちゃろー”の登場歴が全くヒットしません。作中の1セリフなので検索にも限界がありますが、2013年というとゆずソフトで言えば”天色*アイルノーツ”と同期。多少なりとも話題に上がっていてもおかしくはありません。
ちなみに私ははじめNHKで放送されていた「リトル・チャロ」というアニメに登場する子犬の”チャロ”が思い浮かびましたが、あれは名前なので挨拶ではありません。
そんな中めぐるちゃんはどうでしょう。
2015年発売のサノバウィッチ。当時は”出オチオ○ニー”というヌキゲー要素満載なあらすじで話題が持ち切りでしたが、ふたを開けてみればめぐるもドチャクソ可愛いではないか!! しかもなんだこの癖の強すぎる挨拶!! 可愛すぎる!!
…となったかどうか定かではありませんが、そもそもが”ゆずソフト”という話題性満載の作品であり、かつcv.遥そらさんという名声優による可愛すぎる演技力。このダブルパンチから炸裂する”ちゃろー”というクセツヨ挨拶なんですから、そら(そりゃ)話題にならないわけありません。そらさんだけに。
そんな、「古くから存在していた挨拶だったのでは」という感覚に陥るほど”ちゃろー”が挨拶として定着しているのは、彼女ただ一人による功績なのです。控えめに言ってヤバすぎる(ベタ褒め)。
『ちゃろー☆』だけじゃない、めぐるの残した数々の伝説
『ちゃろー☆』だけでも相当な先駆者ぶりですが、めぐるのすごいところはこれだけにとどまりません。
以下、私の過去ツイを一部参考に彼女の伝説について振り返っていきます。
記憶に残りやすい”決めゼリフ”の数々
決めゼリフ…いわゆる”この子と言えば○○”という類のセリフですが、めぐるはそれがとてつもなく多いです。
恐らくサノバウィッチをプレイした方なら、この3つはすぐに思いつくかもしれません。
めぐる可愛いよめぐる(告白)
もちろん他のヒロインにも同様のセリフは相当数ありますが、めぐるがすごいのは、サノバウィッチをプレイしたユーザー(ほぼ)誰しもがこれら全てを思い出せるというところ。例えばサノバウィッチの最推しが紬ママだったとしても、恐らく”めぐるのセリフと言えば…?”と聞かれて、この3つ全てを答えられる方は相当多いでしょう。同作の寧々ちゃんも似てます(あれ、サノバすごすぎない…?)。
この記憶に残りやすい”決めゼリフ”の数々が、またこの子の人気の高さにもつながっていますね。
”(主人公を)罵りヒロイン”というブランドの構築
ゆずソフトといえばジト目顔、というのが昔から有名ですが、めぐるがきっかけで”主人公を罵る”という新たなブランドも誕生しています。
通称”ダークサイド”と呼ばれる、自己嫌悪に陥った時や相手を睨む時に目元が黒くなるという顔差分もこの時同時に現れ(厳密には1作前の子からではあるが…)、ドMユーザーをゾクゾクさせるようなヒロインたちの仕草がこのあたりから確立されます。
背景にいる大人気ヒロインのダークサイド差分が全てめぐるが起源だと思うと、この子の功績は相当大きいですね。
余談
先ほどの写真の背景にいる4人、実際はこんな可愛いので皆さんも興味があれば可愛がってあげてね!!
そもそもめぐる本人が可愛すぎる
もはや語らないわけないのですが、めちゃくちゃ可愛いです。
というのもこの子、共通ルートで主人公たち(主に寧々ちゃん)と打ち解けた後の人懐っこさがとてつもなく、子犬らしさ全開な感じが見ていて無限に愛でてられます。リドジョの千咲ちゃんと少し似ていますが、あのインドア派なめぐるが…というのを想像するとたまらなく可愛いです。
この”めぐるだから許せる”といういい意味でのキャラ位置が、この子の魅力でもありますね。
んでもって共通ルートでこの勢いなんですから、個別ルートとかもうヤバいです(語彙力)。
語りたくてしょうがないですが、詳細は皆さんに実際にプレイして体感してもらうことにしましょう…
そういえばめぐる、ゆずソフトで初めてメガネを着脱できるヒロインでしたね。ここにもまさか先駆者要素が含まれているとは…
因幡めぐると遥そらさん
『ちゃろー☆』や罵りっ娘、人懐っこさで人気を博しためぐる。
彼女の影響を受けたヒロインは非常に多く、次作の芳乃や4コマ漫画の茉優先輩、風実花先生などがあげられますが、恐らく最も影響を受けたのはめぐる本人を担当した声優”遥そらさん”でしょう。
何と言ってもそらさん、自身のYouTubeチャンネルで『ちゃろー☆』を愛用しまくっています。『ちゃろちゅーぶ』という愛称すら誕生するほどですから、いかに本人が気に入っているか分かります。そらさん可愛い()。
以下本人談ですが、”ゆずソフトに4人いる『遥そらさんヒロイン』で誰と一番似ているか”と聞かれた時、本人は”めぐる”と答えています。ゆずソフトデビュー作にして自分自身に似ている子、また最近ゆず生ラジオに相当数ゲスト出演し、稀にめぐるの即興ボイスを喋ってくれるというあたり、そらさんのめぐる愛が相当であることがよく分かります。
そんなそらさん、ゆずソフトのキャラクターソングもよく聞いているそうで、もしかしたらめぐるのキャラソン『リアルフレンド』もよく聞いているかもしれませんね。
最近では単独ライブも開催して話題になってましたが、そらさん自身めちゃくちゃ可愛いので、もし興味があればYouTubeの『多次元チャンネル』、また本人サイト『多次元ショップ』を是非ご参照ください。
…マジエロセンパイ/// (まとめ)
いかがでしたでしょうか。ここまで書いて思いましたが、もう少しめぐるの可愛さについて語ればよかったなと思いましたね…イヤァスイマセン(ラフ画オリエさん風)。
ただ、それを語る隙がないほどとんでもない伝説を残していたということを、この記事から感じていただけたら嬉しいです。
サノバウィッチといえば、やはりあの”オ○ニーマスター 綾地寧々”の方が知名度的に優位ですが、最近サノバ自体の知名度の高まり(Steam等)や上記の遥そらさんの影響力も相まって、以前よりは明らかにユーザー間でめぐる愛が広がっているように感じます。
もしこの記事でめぐるに興味を持った方、是非サノバウィッチをプレイして、めぐるのことをいっぱい可愛がってあげて下さい。
いつか、こうして本人から『ちゃろー☆』と挨拶されてみたいですね。
コメント
2013年発売のエロゲ『僕が天使になった理由』に
「チャロ~♪」「イタリア語の“チャオ”と英語の“ハロー”を合わせた新しい挨拶だ」
というテキストがあるので、少なくともサノバウィッチは初出じゃないです。